介護の専門用語

あ行 - か行 - さ行 - た行 - な行 - は行 - ま行 - や行

あ行

◆IADL(アイエーディーエル)
= Instrumental Activities of Daily Living
手段的ADL(日常生活動作)のことを指し、ADLを基本にした日常生活上の複雑な動作のこと。
具体的には、買い物、掃除、洗濯、電話、薬の管理、金銭管理、乗り物など。

◆アセスメント
課題分析。援助者が利用者の心身の状態や生活状況や環境等について情報収集を行い、収集した情報を分析することで 利用者の状態像を理解し、 生活課題を見出し、必要な支援を考えること。また支援の成果を調べること。

◆異食(いしょく)
食べ物と食べ物でないものの区別がつかず、食べ物でないもの、例えば土や紙、タバコ、便などを食べてしまうこと。
認知症高齢者の行動障害(問題行動)のひとつといわれる。

◆運動麻痺(うんどうまひ)
神経細胞が集まっている脳の運動中枢からその司令を実行する筋繊維に至るまでの間に異状が起こり、筋肉の動作が障害された状態のこと。 脳血管障害、脳の外傷、脊髄の障害などにおいてみられる。

◆ADL(エーディーエル)
= Activities of Daily Living 日常生活動作のことを指し、食事、排泄、着脱衣、入浴、移動、寝起きなど、日常の生活を送るために必要な基本動作のこと。

◆嚥下(えんげ)
ごくんと飲み込むこと。 口腔内(口の中)で咀嚼(噛むこと)された食べ物や飲み物が、食道を通って胃の中に運ばれる機能。飲み込むときに 詰まったり、 むせたりすることを 誤嚥(ごえん)、誤嚥しやすい状態のことを 嚥下困難(えんげこんなん)という。誤嚥により食物や飲物が肺に入り、 肺炎を引き起こす場合もあり嚥下機能の低下した高齢者の食事摂取は注意が必要。

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か行

◆QOL(クオリティ・オブ・ライフ)
=Quority Of Life
生活の質、人生の質、生命の質などと訳される。生活者自身の満足感、幸福感、安心感、安定感、生きがいなどの諸要因のことをいう。
医療・福祉・政策・環境などの広い分野で使われている。
例)QOLの向上等

◆クロックポジション
視覚障害者に対し、食事の際、食卓上にある物の位置関係を把握し、 記憶しやすいように時計の文字盤にたとえて説明する方法。 クロックポジションとは時計の文字盤の数字の位置関係のこと。 例)介護者「2時の方向にサラダがあります。4時の方向はみそ汁です。」

◆ケアプラン
介護サービス計画ともいい、ケアマネージャーが作成するもの(利用者本人が作ることも可)で、介護サービスの中からどのサービスを、
どのように、どれくらいの回数、利用して介護を行うかという計画のこと。
要介護者本人の自立支援や、家族の負担軽減のために、ニーズの把握、課題分析、必要なサービスの選択について一緒に話し合った上で、本人や家族、サービス担当者を集めたサービス担当者会議を行い作成する。

◆拘縮(こうしゅく)
関節が硬くなり、完全に曲がらないあるいは伸びきらない状態をいう。
股関節、膝関節、足首の関節で特に起こりやすく、悪化すると立つことも座ることも困難になるため、寝たきりの大きな原因となる。
高齢者の場合は安静による生活不活発病(廃用症候群)のひとつとして、早期の対応が必要とされる。

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さ行

◆施設(しせつ):名称と特徴
*特別養護老人ホーム(とくべつようごろうじんほーむ)
介護保険施設のひとつ。常時介護が必要で、在宅生活を送ることが困難な高齢者等が入所する施設。終身型。
「福祉型」施設で介護(生活の援助)が主なので、常に医師の手当を必要とする人は入所できない。

*養護老人ホーム(ようごろうじんほーむ)
環境上の理由および経済的理由により、在宅で養護を受けることが困難な65歳以上の高齢者が入所する施設。
日常生活の援助やレクリエーション、機能訓練などを行う。

*介護老人保健施設(ろうじんほけんしせつ)
介護保険施設のひとつ。一定期間(約3ヶ月)をめどに入所させ、日常生活の介護や機能訓練、医療・看護等を行う施設。
「医療型」施設で、症状は安定しているが、家庭で自立して生活するには不安や問題を抱えている人が対象。

*グループホーム、認知症対応共同生活介護(にんちしょうたいおうがたきょうどうせいかつかいご)
介護が必要な認知症高齢者10人前後が介護職員の援助を受けながら、家庭的な雰囲気の中で共同生活を行う施設。
入所者・職員が助け合い、協力し合いながら生活することで残存機能を引き出し、認知症の緩和を促すことが目的とされている。

*軽費老人ホーム(けいひろうじんほーむ)
家庭環境や住宅事情などの理由により、在宅で生活することが困難な60歳以上の人が対象で、日常生活に必要なサービスが低料金で提供される。
。膳拭糞訖型)■揃拭兵炊型)2雜醉用型(ケアハウス)の3種類が今のところある。

*有料老人ホーム(ゆうりょうろうじんほーむ)
日常生活の援助を行う施設。施設により内容は様々。終身介護や医療対応が可能な施設も増えてきている。民間経営で助成がないため、費用負担は高額のところが多い。

◆褥瘡(じょくそう)
床ずれともいい、病気や障害、麻痺が原因で、動けなくなることでからだの一定の部分に圧力がかかり、その場所の血液が流れなくなり、組織が壊死することをいう。

◆ショートステイ
日常生活の支援を必要とする高齢者等が施設に短期間入所し、生活支援を受けるサービスをいう。
介護保険においては、特別養護老人ホーム等では「短期入所生活介護」、老人保健施設などでは「短期入所療養介護」と呼ぶ。
介護する家族の病気、冠婚葬祭、リフレッシュ(休養)などの理由で利用される。

◆生活不活発病(せいかつふかっぱつびょう)
廃用症候群ともいい、日常生活での活動の低下に伴って起こる身体的、精神的な機能の低下のこと。
高齢者の場合、障害や病気による安静状態が原因で、筋力低下、関節拘縮、便秘、褥瘡、肺炎を引き起こしたり、意欲の低下から抑うつ状態、睡眠障害、認知症の発症(進行)などが起きることが多い。
これを防ぐために、症状が安定したらリハビリを行ったり、なるべくベッドから起こし、寝かせきりにしないことが大事。

◆咀嚼(そしゃく)
食べ物を歯で噛み砕くこと。舌の運動と下あごの上下左右の運動により咀嚼が行われる。
高齢者は歯の欠損や、かみ合わせの悪い義歯などにより、咀嚼に支障をきたすことが多い。
咀嚼状態の把握と口腔ケアをしっかり行うことが大切。

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た行

◆通所介護(つうしょかいご)
介護保険の居宅サービスのひとつでデイサービスともいう。
居宅の要介護者等が施設に通所し、入浴、食事等の介護、その他の日常生活上の世話、機能訓練などを受けるサービス。
要介護者対象のサービスを通所介護、要支援者対象のサービスを介護予防通所介護という。

◆通所リハビリテーション(つうしょりはびりてーしょん)
デイケアともいう。介護保険の居宅サービスのひとつ。
居宅の要介護者等が、心身機能の維持・回復や日常生活の自立を図るために、老人保健施設や病院・診療所などに通って、理学療法や作業療法、その他の必要なリハビリテーションを受けるサービス。

◆トランスファー
略してトランス。介護・医療の現場ではべッドから車椅子などへ自力または介助によって乗り移る動作のことをいう。

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な行

◆尿失禁(にょうしっきん)
尿漏れ。膀胱や尿道、周囲の筋肉、脳のいずれかに障害あるために無意識または意志とは無関係に尿が漏れてしまう状態のこと。
安易におむつを使用せず、一人ひとりの状況に応じた対応をすることが望ましい。

◆日内変動(にちないへんどう)
バイオリズムの一種で24時間を一周期とするリズム。
血圧や体温、ホルモン分泌、気分、集中力などにみられる。うつ病やパーキンソン病、関節リウマチ等の疾病の症状にも、病態や状態の程度が1日のうちで激しく変わる日内変動がある。

◆ノーマライゼーション
高齢者や障害者など社会的に不利益を受けやすい人々が、社会の中で他の人々と同じように生活し、活動することが社会の本来あるべき姿であるという考え方。 またその実現を目指すための活動や運動のこと。

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は行

◆徘徊(はいかい)
どこへ行くというあてもなく歩き回ること。
認知症などにみられる行動障害のひとつであり、認知機能の障害が原因で起こる場合が多い。
認知症高齢者の徘徊は、目的がないようにみえるが、自宅に帰ろうとしている、会社に出勤しようとしているなど、本人なりの目的を持っていることが多く、介護にあたってはその人が徘徊する理由を知ることが重要。

◆バイタルサイン
生命兆候ともいい、ひとが生きていることをあらわすしるしのこと。通常は体温、血圧、呼吸、脈拍、意識レベルなどをいうが、広義には精神状態や食欲、排泄、睡眠なども含む。

◆バリアフリー
障害者や高齢者が地域で生活する上で障害となるもの(バリア)を取り除くことや解消することで、より自立した潤いのある生活にするための考え方や手段をいう。
住宅や道路などの物的バリアのほかに、制度的バリア、偏見や態度などの心理的バリア、情報伝達やコミュニケーションなどの文化・情報バリアなどもある。

◆ボディメカニクス
人間のからだの構造や機能を力学的な視点からとらえ、効率的で安全、安楽な身体の使い方を考えること。
ボディメカニクスを学ぶことで、利用者に対してより安全で安楽な介助を提供できるだけでなく介助者自身にかかる身体的負担(腰痛など)を軽減することができる。

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ま行

◆麻痺(まひ)
外傷による神経や筋肉組織の損傷、脳卒中後遺症などによって、筋肉の運動能力や知覚能力が低下、または喪失した状態をいう。
身体の左右半分のまひを片まひという。まひしている半身を患側、まひしていない半身を健側という。

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や行

◆ユニットケア
施設において、入居者が在宅での生活に近いような生活環境のもとで日常生活を送れるように配慮されたケアサービスのこと。
特別養護老人ホームなどの施設の居室をいくつかのグループ(10人前後)に分け、それぞれをひとつの生活単位(ユニット)とし、少人数の家庭的な雰囲気でケアを行うもの。

◆要介護認定(ようかいごにんてい)
介護保険の被保険者が、保険給付を受ける要件を満たしているかどうかを確認するための判定作業及び審査をいう。
これは、全国一律の基準に基づいて、保険者(市区町村)が行うもので、訪問調査と主治医の意見書による一次判定、認定審査会による二次判定により認定結果が出るしくみ。

◆離床(りしょう)
要介護状態の人が、ベッドや布団での臥位(がい・寝ている)の状態から起きること。
立ち上がって活動することだけでなく、座位(ざい・すわっている状態)の姿勢をとったり、車椅子に座ったりすることもいう。
脳血管障害などでは、急性期の治療が終ったら、運動機能がていかしないうちになるべく早く離床させなければならない。
そのために早期離床、早期リハビリを行うことが望ましい。

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