緊急時の対応

気道異物除去(誤嚥した!)

◆気道とは呼吸の通り道です。そこに食べ物や異物が入って詰まると窒息し放置すれば死に至ります。
チョークサイン
誤嚥のサイン:チョークサイン・声が出せない・顔色が真っ赤、真っ青

背部叩打法:背中を強く叩き気道異物を取り除きます

1,対象者を深く前傾にし必ず下あごを突き出すようにします

2,対象者の肩甲骨の間を手掌基部(手の付け根)で強く迅速に叩きます。

背部叩打法

ハイムリック法:上腹部を斜め上方に圧迫し気道異物を取り除きます

1,対象者の後ろに回り両手をわきの下から通してへそとみぞおちの中間部へ当てる

2,手は片方をこぶしにしそれをもう片方の手で握ります

3,対象者と体を密着させてすばやくこぶしを斜め上方に引き上げます

※みぞおち近くにこぶしを当てると肋骨を骨折したり剣状突起で内臓を傷つける恐れがあるので注意しましょう
ハイムリック法

止血の方法

◆人間の全血液量は体重1Kgあたり約80mlです。全体の約1/3の血液を急激に失うと生命に危険を及ぼします。

直接圧迫止血:出血部位を直接強く圧迫して止めます

1,圧迫する物は清潔で厚みがあり出血部位を充分に覆えるものを選びます(ガーゼやタオル、ハンカチ、何枚か重ねても良い)

2,出血部位に当て物をあてその上から強く圧迫します。出血が止まるまで圧迫します。

※感染予防のため、直接血液に触れないようゴム手袋をはめたりビニール袋で手を覆って行いましょう
止血の方法

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骨折の応急処置

◆骨折には骨折部位が皮膚を破って外に出る開放骨折と皮下で折れている皮下骨折があります。

<開放骨折の対応>
開放骨折の場合はまず止血を行います。骨折部位が外に出ているので無理に戻そうとしたりせず、 安静を保てる状態にして医療機関へ引き継ぎます。

<皮下骨折の対応>
骨折部位を安静にし副子(副木)などで固定します。副子は身の回りのもので傘やものさし、厚みのある雑誌なども利用できます。

骨折の応急処置

火傷の応急処置

◆火傷の重傷度は範囲や深さ年齢により異なりますが、高齢者の場合は体表面積10〜15%でも命に危険を及ぼします。

  1. すぐに流水で冷やします。衣類は無理に脱がせず衣類の上から冷やします。
  2. 流水を直接患部に当てると悪化させる恐れがあるので、洗面器などに水を流してそこに患部を浸ける、タオル等で患部を保護して流すなどします。
  3. 衣類が患部に張り付いている時は無理して剥がさないようにし、冷やした状態ですぐ医療従事者に引き継ぎます。
※患部以外の体は保温します。
火傷の応急処置

回復体位

◆倒れている人を発見し、反応は無いが呼吸がある場合は回復体位を取って救急隊を待ちます。また、呼吸が無く心配蘇生法を施した後に呼吸が出現した場合も同様です。

<ポイント>

  • 呼吸が妨げられないようにする体位なので頭部を後屈させ、あごを突き出します。
  • 嘔吐した場合にも外に流れ出るように体を横にし、口元を床に向けます。
  • 長時間回復体位にするときは、血液の循環が悪くなるのを防ぐため、約30分おきに反対向きの回復体位にします。
  • 状況に応じ、毛布をかけるなどして保温しましょう。
  • ベルトやボタンなど体を締め付けるものは外しましょう。
回復体位

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