移乗・体位交換2

車椅子移乗時の注意

 車椅子への移乗(トランスファー)の介助では、利用者の転倒や、介護者の腰痛などが起こる可能性が高いものです。安全に移乗介助するためには、正しい知識と技術を用いる事が大切です。 力まかせに行ってしまうと、さらに転倒や腰痛の危険が増えます。ボディメカニクスを活用し、安全・安楽であるとともに利用者の自立につながるように介助しましょう。 移乗動作は利用者との共同作業ですので、まめに声かけをしながら行います。移乗後は必ず体調確認をしましょう。
 少ない負担でベッドと車椅子の間を移乗するためには、ベッドと車椅子の高さをほぼ同じくらいにします。 ベッドの高さを自由にかえられる場合は、ベッドから車椅子移乗する時はベッドを高くし、車椅子からベッドに移乗する時はベッドを低くすると楽に移乗できます。 また、必要に応じて介助バーなどの自助具を設置するとよいでしょう。

ベッドから車椅子への移乗(片マヒ 右 自立)

1.車椅子を健側におきます。 2.健側の手で外側のアームレストを握りながら立ち上がります。
3.健側の足を軸に90°回転させ、腰をゆっくりおろします。

ベッドから車椅子への移乗 (全介助)

1.要介護者の健側に車椅子をおきます。 2.端座位〜立位にします。介護者の片足を要介護者の両足の間に入れます。もう片方の足は後ろに広げておきます。 3.介護者は腰を深く落とし、要介護者の腰を支えます。要介護者に介護者の肩に手を回してもらいます
4.要介護者に前傾姿勢をとってもらいながら、腰を浮かします。その時介護者の体重は前足から後ろ足に移動させます。 5.腰が完全に浮いたら、上体を上に引き上げます。その時介護者の体重は前足に移動します。 6.介助者の足先を車椅子に向き変えます。
7.一歩前に踏み出し介護者の前足の膝で車椅子を確認します。 8.介護者の腰を落とし、前足から後ろ足に体重移動しながら、要介護者を前傾にします。 9.ゆっくりと要介護者の腰を車椅子の座面に落としていきます。その時、介護者の体重は前足にかけます。

ベッドから車椅子への移乗 

1.要介護者の健側に車椅子をおきます。ベッドの高さは車椅子の座面の高さに合わせます。 2.要介護者の両腕を介護者の首に回してもらい介護者は要介護者の腰部に腕をまわししっかりと組みます。足は、要介護者の両足の外と車椅子の横に位置します。
3.要介護者が前傾姿勢になるよう介護者は腰を落とします。要介護者の臀部が浮いたら車椅子の方に方向転換します。 4.要介護者を臀部から静かに下ろします。

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