認知症1

 認知症の症状は百人百様といわれています。はじめは予想しないような行動に戸惑うこともあるかもしれませんが、認知症について学ぶことで認知症高齢者の行動や、その思いを少しずつ理解できるようになるはずです。
まずは認知症への理解を深め、関わり方を学びましょう。

認知症とは

 認知症とは、成人になってから起こる知的機能の障害のことです。脳や身体の疾患を原因として、記憶・判断力などの障害がおこり、普通の社会生活を送れなくなった状態をいいます。 例えば「ごはんを食べたことを覚えていない」「今いる場所がどこなのかわからない」など、ふつうの人なら当たり前にわかっているようなことが、わからなくなる状態です。

老化によるもの忘れと認知症の違い

物忘れ:体験の一部を忘れる
例)朝食に何を食べたか忘れる
※物忘れを自覚している

認知症:体験の全体を忘れる
例)朝食を食べたこと自体を忘れる
※もの忘れの自覚に乏しい(指摘されると憤慨することも)

認知症の原因

認知症の多くは「アルツハイマー型認知症」と「脳血管性認知症」です。このニつを合わせると、認知症全体の8〜9割を占めると考えられています。

アルツハイマー型認知症

症状及び特徴
  • 全般的な認知能力の低下がみられる。
  • 進行すると、もの忘れのために生活に支障をきたすようになる。
  • 本人の自覚はないことが多い。
  • 人格が変わることも多く、発症前と比べて 別人のようになってしまう場合もある。
    • 原因:脳の神経細胞が急激に減少し、脳が病的に萎縮する(小さくなる)
      経過:ゆっくりと発病し、徐々に進行していく。
      治療:初期には薬物療法の適応がある。

脳血管性認知症

症状及び特徴
  • 手足のしびれ、麻痺、頭痛、めまい、耳鳴り等を伴うことがある。
  • 障害された場所によって、部分的に能力が低下していることが多い(まだら認知症)。
  • 初期のうちは自覚あり。
  • 人格や判断力は保たれていることが多く、そのためにかえって精神的に不安定になる場合も多い。
原因:脳梗塞(脳血管に血液が詰まる)、脳出血(血管が破れる)などの後遺症
経過:脳卒中の発作が起こるたびに段階的に進行することが多い。
治療:脳血管疾患に対する治療を行う。

※その他の病気としては、パーキンソン病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、アルコール脳症、進行麻痺、頭部外傷後遺症などがあります。

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